栗原 -木のオアシス- WOODEN OASIS from KURIHARA MODEL

BRAND STORY

# 02

京都北山で出会った
間伐材の可能性

造作家具の材料となる「木」には、実にさまざまな種類があります。
オーダーに対して、それぞれの木が持つ特徴や質感、香り、価格を踏まえて最適な素材を選び、信頼できる生産者から仕入れることもまた、わたしたちの大切な仕事のひとつです。

森の力京都株式会社の代表を勤める
久保さんとの出会い

森林組合の仕事をきっかけにペレット(間伐材や端材のような製造副産物等を細かく砕いたおが粉を円筒形状に圧縮形成した固形燃料)を知り「自宅にペレットストーブを入れよう!」と色々探していました。そこで、ペレットストーブを実際見せていただいたのが、久保さんとの初めての出会いでした。久保さんは長年京都で木こりを続け、間伐材を活用した製品開発を行う森の力京都株式会社の代表も勤められています。
ペレットストーブの工場見学や現状、間伐材のこと、森のことなど話を重ねるごとに、木に携わる仕事はしていても森や林業の現状に目を向けていなかったことを痛感しました。

木の魅力をもっとたくさんの人に
知ってもらうために

「日本の林業は、今は補助金に頼らないとなかなか難しいというのが現状です。間伐しなければ商品になるような木は育たないけれど、間伐するには山に重機を入れるための道を作るところから始めないといけない。時間もお金も相当かかりますし、間伐した多くの木には価値がつかないといった現状も抱えています」
「林業が隆盛な産業として成り立っていた頃は、北山にも今の六倍くらいの人口がいたんですよ。今は人口も減って、担い手も少なくなっています」
そう語る久保さんと一緒に森を見て、立派な檜が切り倒されて間引かれるところを見て、「間伐材を使って何かを作ろう。木の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらおう。木と付き合い続けてきたうちならできる」と、心を決めました。

丁度そのころ導入した5軸CNCで、間伐材を使った何かを作れないかと思案していましたので、久保さんから直接間伐材を仕入れることで、【森の満月】が誕生しました。

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