栗原 -木のオアシス- WOODEN OASIS from KURIHARA MODEL

BRAND STORY

# 03

間伐材から
商品ができるまで

最初に作った商品は、間伐材の檜を使った「森の満月」というひのき玉。
それまでにご縁をいただいていたクリエイターの方々や自社のことをよく理解してくださっているアドバイザーと連携し、初めての自社商品開発を行いました。
何度も打ち合わせを重ね検討する中で、間引かれた檜の想像以上の立派さや、檜が持つ香り、独特の質感などを考慮して、できるだけ素材の良さを活かした品質の良い商品にしたいと考えました。商品開発を通して、「これが間伐材でできるなんて」という驚きを生みたかったのもひとつの理由です。

間伐材のイメージを
覆す挑戦

「間伐材」と聞くと、どうしても「間引かれた木」であり、粗末なもの、価値の低いものというイメージをされてしまうことがあります。しかし実際に見てみれば、間引かれた木とはいえ直径は50cmを超える立派なもの。これを細かく加工してチップ等にするしか活用方法がないというのは、本当に勿体無いことだと強く思いました。
「森の満月」は、間伐材の直径を活かし、一般的な湯玉の約5倍の大きさで設計しました。自社に導入していた5軸マシニングセンタという最新機器等と職人の技を駆使することで、檜の香りや木の質感、重みをしっかりと残したオリジナル商品を生み出すことができたのです。

間伐材から生まれたひのき玉「森の満月」はメディアにも取り上げられ、ホテルの高級客室にも置いていただき、初めて実施したクラウドファンディングでは150名の方からのご支援を受け、目標金額に対して483%の達成を果たすことができました。コロナ禍で疲れも溜まる中、自宅のお風呂が檜風呂のようになってとてもリラックスできたといったお声もいただき、間伐材の活用に向けた第一歩を踏み出すことができたのです。

 

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